東京オリンピック・パラリンピックに向けて

  平成生まれの理学療法士が海外から東京オリンピック・パラリンピックに理学療法士として目指す。

エクアドルの病院(技術・考え方)

前回は機器編のことを上げましたが

今回は技術・考え方です!

yamadaru77.hatenadiary.jp

 

 

 ¡Hola! Como esta?

こんにちは!お元気ですか?

理学療法士の山田将希です٩( 'ω' )و

 

本日の内容はこちらです。

 

私は今、市内の公的病院に配属されていますが

外来患者が増加傾向にあり、今後の受け入れ体制が急務になっています。

 

ハード面は現在、改築中で大きな新しい施設ができて

医療機器も良いものが置いています。

 

要請内容

  1. 同僚の理学療法士と共に、外来患者に対して理学療法を行う。
  2. 同僚の理学療法士の技能向上のための、講習会を実施し、サービスの質の改善のための助言を行う。

 

 

 

要請1についてはカタコトのスペイン語ですができています。

一人当たり20人ぐらい対応しているみたいですが

私は物理療法をあまりしないで対応しているので

現在は8〜12人ぐらいです。

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課題

日本人目線で

問題点というか課題を上げていくと

キリがないですが

要請から必要と思えることを書きます。

 

その前に文化について書きます。

異国なので文化の違いだけで

終わらせたら何もできません。

 

先日にお会いした

シニア隊員の元校長先生の

話が印象的だったので載せます。

 

文化の考え方

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例えば、食べる物や感性などは変えることは

難しいです。

 

ですが、一番上の医療技術や主義などは

後から入って来たものなので変えることができます。

 

ですがこのレベルのことを

まだ認識していない人達に言っても

理解されづらい。

 

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考えてみてください。

日本に急に外国人が来て

 

カタコトの日本語で色々

レベルの高いことを教えられても

宇宙人としか思えないですよね?

疑いの目が強くなると思います。

 

それが私が来ていることでも同じことだと思います。

同じレベルに合わせて話していくことが大事。

 

本題の私の現時点で考える課題について。

  1. 運動療法・評価をしない

  2. 仕事中に遊ぶ

  3. 競争意識がない

 

1.運動療法・評価をしない

前回の記事にも載せましたが

基本は物理療法でほとんどを終わらせてしまい

治療前後の評価などはほとんどされていません。

 

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初期評価らしきものもしていますが

評価器具や数値で図らずに主観的な評価が多い。

 

背景には実習生のこともあります。

現在、実習生が来ていますが

 

私も何度かバイザーをしてましたが

日本の基準で考えてしまうと

初日から

 

実習中止

 

レベルです。

 

ここでは学ぶ姿勢や時間も明らかに足らず

指導者も詳しく教える訳でもなく

 

初日から

患者さんを任せたりします。

 

それに2年生と4年の大学があって

資格が取れなくても働くことができる。

 

この根本から改善しないといけないのは

とても時間がかかります。

 

現在の職場の方に

運動療法のや評価の必要性をわかってもらうために

言語もまだ不十分です。

なぜ運動療法をしないかを聞いても

具体的な答えが返って来ません。

 

何をしたら良いかと考えている中で

実際に何人か担当してますが

 

結果を出す

 

ということを

継続しています。

 

自慢する訳ではないですが

日本で当たり前のことを

しているだけで良くなります。

 

実例として

ヘルニアが2箇所あって

歩行に支障があり痺れも強い方が

 

終了時には走れるようにまで

改善した事例もあります。

 

それで

Muy bien!! (すごい! !)

 

と言われてますが

 

なぜ良くなったかなどを聞いてこなくて

 

日本人だから

できるんだよ。

と思われているようです。

 

ですが

私がすごいのではなく

正しくすれば改善できることを伝えていきたいと

思っています。

 

 

 2.仕事中に遊ぶ

 

これは文化

と言ってしまえばそこまでですが

病院で働いている以上は

適切な治療をして欲しいです。

 

例えば患者さんに

治療器具を使っている最中に

おしゃべりをしてよそ見をしていたり

私用の電話がかかって来ても

自分のことを優先して

患者さんを後回しにすること。

モグモグ食べながら治療や

話しかけたりなどで

日本では考えられないこともたくさん。

 

 

サービス業なので

適当にしようとしたらいくらでもできるので

なぜ頑張らないといけないかの

認識が欠けているのかもしれません。

 

ですが愛嬌はピカイチです!

日本でも見習いたいぐらいです。

 

これは南米の一般的な挨拶で

初対面の人でも

抱きついて頬と頬で

ベソ(キス)をします。

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 そのお陰か、患者さんとは

すごい仲が良い感じがします。

 

 

 

3.競争意識がない。

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これは公立病院の影響があると思います。

同じ市内の大きい病院はお金が高く

時間もすごいかかる状況です。

 

ですが、配属先は

かなり安くまだ待ち時間も少ない状態で

勝手に患者さんがドンドンくる

状態です。

 

そのため

患者さんが治らなくても

仕事は無くならないし

給料はもらえる状況。

 

そのため

空き時間や休日には勉強しない

学生時代の基準も高くなく

そのまま就職するという

悪循環。

 

勉強をする人達は

首都などに集まるので

これも悪循環。

 

 

 まとめとこれから

課題2、3については

自ら気づいて

意識が向く必要があるので

改善が難しいかもしれませんが

 

課題1は

今後に講習会をしようかの

カウンターパートから案が出ていて

可能性はあると考えています!

 

これはエクアドルの都心以外で

実施しているところはほとんどないそうなので

できたらすごいことだそうです(゚∀゚)

 

なので私のできることや

知識や技術を伝えて

一人でも多くの方が

 

今より良い未来が送れるように

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と思っています。

何かアドバイスがあれば

よろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

それではまた♪

Hasta luego♪ ٩( 'ω' )و

 

自身のHPも

是非見てください!

peraichi.com

 

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