パラ陸上選手の練習
身体障害のパラリンピック選手の
練習に参加させて頂き、どんなことをしていたのかをここに書きます!
Hola! Como esta?
こんにちは!お元気ですか?
理学療法士の山田将希です٩( 'ω' )و
◯本日の内容
なぜ参加できるようになったか
前回の記事を参照してもらえれば
どうやって参加できるようになったかが分かります。
どんな選手がいるのか
パラリンピック連盟が首都のキトにあるので
練習はキト周辺で行われています。
他都市でも行われているそうですが
都心部に多いそうです。
理由としては、パラ競技をできる人達は
遠征などでお金がかかるので
都心部の富裕層がどうしても増えるそうです。
メジャーなのは陸上、テコンドー、自転車、水泳
などらしいです。
車椅子バスケもありますが
南米の中では強くないので強化選手などの
待遇は少ないそうです。
カテゴリー分け
(協会HPから引用させて頂きました。)
今回関わらせていただいた選手達は
皆上肢欠損で(T /F 45)
のカテゴリーで1位らしいです。
理由としては他に参加する選手が少ないようです。
この画像にはないですが下肢欠損のカテゴリーも
ありますが、下肢装具が高価でなかなか買えないそうです。
トレーニング内容
(この練習は見れなかったけど、Facebookから引用)
2週連続に金曜日に行かせてもらったのですが
トップ選手は当たり前なのか
南米には珍しく7時半開始には
選手は皆揃っていました。
コーチはきていたけど
理学療法士や偉い方は忙しいのか遅れて来ていました。
詳しい目的は聞けていませんが
1週目は下肢筋肉の全方向を意識した練習。
ダッシュや太もも上げ、横ステップ、後ろステップなど。
2週目はサーキットトレーニング。
インターバルの休憩をしっかり時間を測定していて
休憩が終わったら
スクワットや腹筋などをするなど
本格的な練習をしていました。
(500mダッシュ後にスクワットの写真)
医療的知識不足?
これって医学的に大丈夫なの?
っという場面があったので紹介します。
(血中乳酸値を測定する機械で結構高価なもの)
普通なら選手自分の手で針で刺して採血できるので
血に触ることはないですが
上肢切断されているので
自分ではできないですが
偉い人がされていました。
ですが
感染症予防のためには
血に触れないためにゴム手袋をすることが
必須のはずが
素手でされているので
指先に血が付いている。
だからと言ってすぐ洗う場面もなかったです。
最初なのでさすがになぜ?と言えなかったです。
理学療法士がしていたケア
(PTならわかるこの代償動作)
練習後のみに連盟所属の理学療法士が
ケアをしていました。
選手の状態のことを知らないですが
基本的には筋膜ローラーやオイルでマッサージ
や簡易なストレッチなどをしていて
身体評価などをする場面は見られなかったです。
特に体に問題がなくクールダウンのケアだけなら
皆に同じことをしても良いかと思いますが、、
膝下が痛めている選手を
対応させてもらっていて
膝下のケアのことを伝えると
初めて聞いたという感じでした、、
差を出すポイント
前回の記事に述べたように
専属で理学療法士がいるので
その人達と違う点で認められないと
私が理学療法士として選ばれない。
書いた記事から考えられる
差を出すポイントを簡潔に書きます。
・個別性と除痛
→身体評価をあまりせずに、皆と同じことをしている傾向なので
しっかりと評価をして痛みを根本から改善させる。
・医療の正しい知識
→直接的な影響はすぐには現れませんが
科学的根拠を持って示して長期的に見れるように。
・トレーナー領域も
身体機能を高めると
タイムが上がったりするので、
技術・指導面よりフィジカルトレーナーも
兼任して、レベルアップして
1人で2〜3役をできるように。
そしたら必要とされる人材になると考えています。
それではまた♪
Hasta luego♪ ٩( 'ω' )و
自身のHPも
是非見てください!