東京オリンピック・パラリンピックに向けて

  平成生まれの理学療法士が海外から東京オリンピック・パラリンピックに理学療法士として目指す。

パラ陸上選手の練習

身体障害のパラリンピック選手の

練習に参加させて頂き、どんなことをしていたのかをここに書きます!

 

 

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Hola! Como esta?

こんにちは!お元気ですか?

 

理学療法士の山田将希です٩( 'ω' )و 

 

◯本日の内容

 

 

なぜ参加できるようになったか

前回の記事を参照してもらえれば

どうやって参加できるようになったかが分かります。

 

yamadaru77.hatenadiary.jp

 

 

どんな選手がいるのか

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エクアドル身体障害者のスポーツ連盟より引用)

 

パラリンピック連盟が首都のキトにあるので

練習はキト周辺で行われています。

他都市でも行われているそうですが

都心部に多いそうです。

 

理由としては、パラ競技をできる人達は

遠征などでお金がかかるので

都心部の富裕層がどうしても増えるそうです。

 

メジャーなのは陸上、テコンドー、自転車、水泳

などらしいです。

車椅子バスケもありますが

南米の中では強くないので強化選手などの

待遇は少ないそうです。

 

カテゴリー分け

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(協会HPから引用させて頂きました。)

 

今回関わらせていただいた選手達は

皆上肢欠損で(T /F 45)

のカテゴリーで1位らしいです。

理由としては他に参加する選手が少ないようです。

 

この画像にはないですが下肢欠損のカテゴリーも

ありますが、下肢装具が高価でなかなか買えないそうです。

 

レーニング内容

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(この練習は見れなかったけど、Facebookから引用)

 

2週連続に金曜日に行かせてもらったのですが

トップ選手は当たり前なのか

南米には珍しく7時半開始には

選手は皆揃っていました。

 

コーチはきていたけど

理学療法士や偉い方は忙しいのか遅れて来ていました。

 

詳しい目的は聞けていませんが

1週目は下肢筋肉の全方向を意識した練習。

ダッシュや太もも上げ、横ステップ、後ろステップなど。

 

 

2週目はサーキットトレーニング。

インターバルの休憩をしっかり時間を測定していて

休憩が終わったら

スクワットや腹筋などをするなど

本格的な練習をしていました。

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 (500mダッシュ後にスクワットの写真)

 

医療的知識不足?

これって医学的に大丈夫なの?

っという場面があったので紹介します。

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(血中乳酸値を測定する機械で結構高価なもの)

 

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 普通なら選手自分の手で針で刺して採血できるので

血に触ることはないですが

 

上肢切断されているので

自分ではできないですが

偉い人がされていました。

 

 

 

ですが

感染症予防のためには

血に触れないためにゴム手袋をすることが

必須のはずが

 

素手でされているので

指先に血が付いている。

 

だからと言ってすぐ洗う場面もなかったです。

最初なのでさすがになぜ?と言えなかったです。

 

 

理学療法士がしていたケア

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(PTならわかるこの代償動作)

 

練習後のみに連盟所属の理学療法士

ケアをしていました。

 

選手の状態のことを知らないですが

基本的には筋膜ローラーやオイルでマッサージ

や簡易なストレッチなどをしていて

身体評価などをする場面は見られなかったです。

 

特に体に問題がなくクールダウンのケアだけなら

皆に同じことをしても良いかと思いますが、、

 

膝下が痛めている選手を

対応させてもらっていて

膝下のケアのことを伝えると

初めて聞いたという感じでした、、

 

 

差を出すポイント

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前回の記事に述べたように

専属で理学療法士がいるので

その人達と違う点で認められないと

私が理学療法士として選ばれない。

 

書いた記事から考えられる

差を出すポイントを簡潔に書きます。

 

・個別性と除痛

→身体評価をあまりせずに、皆と同じことをしている傾向なので

 しっかりと評価をして痛みを根本から改善させる。

 

・医療の正しい知識

→直接的な影響はすぐには現れませんが

 科学的根拠を持って示して長期的に見れるように。

 

・トレーナー領域も

 身体機能を高めると

 タイムが上がったりするので、

 技術・指導面よりフィジカルトレーナーも

 兼任して、レベルアップして

 1人で2〜3役をできるように。

 

そしたら必要とされる人材になると考えています。

 

 

それではまた♪

Hasta luego♪ ٩( 'ω' )و

 

自身のHPも

是非見てください!

peraichi.com